水曜日

学部時代の研究室では輪講や勉強会に先生はいなくて学生だけで回していた。

大学院は別のところに進んで、そこではあらゆることに先生もいた。

大学院生なので研究者として対等に扱ってくれているという有難いことなんだと思う。

でも、私みたいな出来損ないは全然対等じゃなくて、センスがあり頭のいい人たちの時間を浪費しているだけで、何も提供できない。

入学料と授業料を払っているから権利はあると言っても実際に自分より素晴らしい人たちの時間を浪費する機会があると、とてもそんなことができるとは思えない。

少しずつ分散して迷惑をかけないともっと迷惑になるのは分かるけれど、いつか迷惑にならなくなるかもしれない可能性があるからそれに逃げたくて、でもそんな日は来ない。